国産大型バイクの総排気量の歴史について

バイクの総排気量

現在では様々な大型バイクが市販され、150馬力を超えるモンスターマシンも一般的になっています。日本の国産大型バイクは1960年代の後半から急速に発展してきました。まず500㏄の2ストロークマシンが登場し、次いで750㏄の4ストロークマシンが現れます。さらに900㏄、1100㏄と総排気量は増加してきました。総排気量の増加はパワーとスピードの増大をもたらします。

1960年代後半から1980年代にかけてバイクは若者の間で人気となり、特に優れたパワーと速さを持つ大型バイクは憧れの対象となりました。1969年に登場した750㏄マシンはその排気量からナナハンと呼ばれましたが、ナナハンは現在でも大型バイクの代名詞となっています。現在一般的に市販されているバイクの排気量には1000㏄の他に1100㏄や1400㏄などがあり、またバイクのタイプにも様々なものがあります。サーキットでの極限のレースを想定したスーパースポーツモデルは150馬力を超え、最高速度は時速300kmに達します。スーパースポーツタイプのバイクは同じ排気量でも国内仕様と海外仕様で設定に違いが存在します。国内仕様の方が馬力が抑えられているので、公道では扱いやすくなります。